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ゆいまる日記バックナンバー

2018年6月1日
「第2回 結楽サロン」
梅雨に入る直前の良く晴れた6月1日。クリニックで結楽サロンが行われました。私にとって初めて関わらせて頂いた今回の会は、大切なお父様、お母様、ご主人、奥様を看取られた 計6名のご家族様にご出席頂きました。
結楽サロン 結楽サロン 結楽サロン
会は、皆様がどう介護され今何を思うか。自己紹介を踏まえながらお話し頂きます。その中で「私もそうだった」「私はこう思うようにしている」など、それぞれが辛さや悲しみを共感し表現しあい心の扉を開けて行かれます。

「最後に奥様から大好きと言葉をもらった」
「結楽サロンに来る事から、新しいスタートを切るつもり」
「奥様の姿は見えなくても側にいる」
「在宅医療を早く知っていればよかったかもと考えることがある」
「本人の希望を尊重して看取れたが、良かったか悩む事もある」
「自宅で不安や葛藤はあったが頑張れた感じする」

それぞれに、故人を愛するが故に抱える心の変化をお話し頂きました。表出して頂ける事に感謝し、また、表出され心の整理のお助けができればとスタッフ一同涙ながらお聴きしました。
結楽サロン 結楽サロン 結楽サロン
今回、ご出席頂いた中のご家族からとても素敵なお言葉を頂きました。
困難に向かいあった時想像してみるといい
3時間後の君、涙は止まっている
24時間後の君、涙は乾いている
2日後の君、顔をあげている
3日後の君、歩き出している
人間はそういうふうに生きているんだ

時間の経過は個々のペースがあると思いますが、この言葉の様にご家族様も生きて行って頂きたい。

結ファミリークリニックは、故人もご家族も大切なファミリーです。決してお一人にはしません。皆様の心の中に暖かな種がまかれ、故人と育まれた土から永遠に消えない優しさと強さを持った花が咲きますように…。
看護師 佐藤
2018年5月31日
「和嚥の会 試食・報告会が行われました」
去る5月29日、犬山の料亭 関西様にて「和嚥の会」が行われました。私にとっては入職してから初めての参加となり、皆様に感動をお届けしたいと思います。

和嚥の会

和嚥の会
まずは、一番気になる食事。松花堂に入った4つの小鉢たち…なんということでしょう。とても綺麗。一気に食欲増進です。

食べてみてこれまたびっくり。大根にみえた(大根ですが)煮物は、一度うらごしされ寒天で大根の形にきちんと成型されています。桜豆腐、茶碗蒸し、豚の角煮…さすが、関西さま。しっかり出汁の味がし、見た目もしっかり料亭仕様。

申し訳ございません。嚥下食(柔らか食)と侮っていました。肝心の飲み込みやすさですが、あんかけにしてあったりうらごしされていたり。飲み込みやすくなっています。

また、今回は市議会議員様、訪問看護ステーション様、栄養士様、施設職員様、そしてパーキンソン友の会の方々と様々なお立場の方、総勢40名余りの方がご参加下さいました。各方面から意見を頂き、課題をみつける事ができました。
和嚥の会 和嚥の会 和嚥の会 和嚥の会
嚥下ができないことから外食の楽しみが減ってしまうご高齢者、療養者様、そして、ご家族様。その方たちの記念日などにみんなで一緒に食べれる環境を増やして行きたい。そのために…と和嚥の会の強い想いを実感できました。「この会の活動を続け、地域につなげていきたい」と感じています。

今回は料亭のご協力を頂けましたが、食いしん坊の私は様々な料理が食べたいなぁと思っています。きっと、皆様もそうだと思います!さぁ、各店舗の職人様!ともに進みませんか?お待ちしております!
看護師 佐藤
2018年5月28日
「平成30年度 人生の最終段階における医療体制整備相談員研修会 E-FIELD 春日井2018に参加してきました」
5月27日(日)春日井市民病院で開かれた上記の研修に、須田看護師、一政看護師、長田看護師と共に参加してきました。難しそうな題名ですが、要は「人生の終わりが近づいてきて来ている時、もしも急に生命の危機がおとずれた時、どんな医療ケアを望むのか事前に話し合って、あなたの思いを汲み繋げよう」という支援と相談ができる相談員を育成するプログラムです。果たして、当院看護師4名は立派な相談員になれるでしょうか?

この研修に参加するに当たって、事前にパソコンでeラーニング「アドバンス・ケア・プランニング基礎知識編」を1−2時間学習し、終了証を持参しての研修参加となります。初めから、なかなか濃いプログラムです。

人生の最終段階における医療体制整備相談員研修会春日井市民病院では、講義、グループワーク、ロールプレイと朝8時半〜17時半までみっちり学習。実際初対面の他医療関係者の方々とテーブルを共にし、医療者役、患者役、家族役と振り分けられ演技に没頭しました。自分ならどんな言葉で患者家族の思いを引き出そうか?どんな表情でどんな雰囲気なら話しやすいだろうか?と頭を使い、研修途中チョコレートで糖分補給しながら何とか皆で乗り切りました。

日々の診療のなかで、本人らしさを考え、本人の「今」だけでなく長い人生の歴史を知りながら関わりを持つよう心掛けていますが、今回の研修でそれを言語化し、多職種を交えて話し合いを繰り返しながら、本人の「最善」を共に考え意思決定を促していくことが重要だと学びました。深い学びがあり、当院でも地域の皆様と取り組んでいけることを希望します。

人生の最終段階における医療体制整備相談員研修会この日記を読んでくださった方、自身の人生の最終段階について考えるきっかけとなっていただけたらと思います。

研修は秋に続きます…。
看護師 水野
2018年5月21日
「平成30年度介護職員等による痰吸引等研修(第3号研修)開催中です」
平成30年度介護職員等による痰吸引等研修先日、平成30年度介護職員等による痰吸引研修2回目が日本福祉大学鶴舞キャンパスで開催されました。個人的には第一回目は演習に参加し、今回も鈴木医師の全面的なバックアップもあり当院看護師須田、長田看護師と共に3人で分担して講義から関わっています。

認定特定行為業務従事者の認定内容として「喀痰吸引」「経管栄養」があり、研修も1号、2号、3号研修はそれぞれ講義時間も異なります。一見複雑な制度ですが、総じて言えるのが「在宅で活躍するケアワーカーさんは大事な資源で彼らの身を制度で守りながら、互いに安全で安心できるケアの提供」をするための制度と考えています。

当日は、クリニックのある犬山市の事業所からも受講者がいました。嬉しい限りです。そのほかにも、外国籍の受講者も複数名参加しており、講義を進めながら難解な専門用語が理解できるか、伝える内容を確実に理解できているのか表情を見ながら進めていきましたが、次回6月中旬に演習後に行うテストが全てです。お伝えする側は非常に緊張感あふれる時間となりました。

折しも6月5日「犬山市障害者自立支援協議会 第一回子供部会」開催に際し、クリニックにもアナウンスがあり前述看護師3人で参加しました。今年度の課題の中に「医療的ケア児の支援に関する協議の場について」とありました。「福祉に携わる方達が抱えている内容が何か」を吸い上げ犬山市での活動の場を持つことが出来たらとも思いました。私たち講師側の実力も問われますが、一人でも多くの受講者が在宅で活躍されることを願って止みません。

因みに、講義当日の反省会は看護師3人で夜更けまで続きました。杯を進めても頭の中が覚醒し続けるのは、受講者の方々の緊張感をパワーとして受け取ったからでしょうか…。今後に続きます。
看護師 一政
2018年5月2日
「クリニック看護師と共に東京へ〜!!」
医学会

医学会
4月29日・30日とグランドプリンスホテル新高輪で行われました「日本在宅医学会 第20回記大会」に初参加してきました。

「いのちと生活を支える医療介護多職種チームの使命〜病院・行政・市民とともに取り組む町づくり〜」をテーマに、新高輪の12会場で様々な演者の方々が講演・発表を行ってくださいました。

看護師さんに誘導してもらいながら慣れない新幹線に乗り、話が進みせっかくの富士山も見逃しつつも、クリニックから飛び出しスタッフと共にこのような機会に足を運べること…鈴木医師に感謝感謝です。

何十種類もの講題で構成された1日のプログラムとにらめっこし、自分が聞きたい講演は何かを吟味し1日のスケジュールを立てました。広いホテル内の会場を歩き回り、夕方には靴下の跡がついてしまうくらい浮腫みながらもとても有意義な時間が過ごせました。事務員としてクリニックで何が出来るか、地域とどのような形で町づくりが出来るか等、現状を考えさせられる2日間となりました。

人生初の医学会の参加に胸をときめかせ長いようで短かった2日間でしたが、テーマにあります「病院・行政・市民とともに取り組む町づくり」が、まずはクリニックとしてどんな事が出来るか日々考えながら地域作りに取り組んでいこうと思います。
看護師 野木森
2018年5月1日
「尾北ホームニュースに掲載されました」
尾北ホームニュース掲載4月10日開催しました「和嚥の会(わえんのかい)」の取り組みについて、4月27日の尾北ホームニュースに掲載されました。

病気の影響から飲み込みの障害があっても、「美味しくて食べやすい食事が家族で外食を楽しむ事ができるお店」このコンセプトで発足した「和嚥の会」。

訪問先の患者様とご家族様や地域の方々から「新聞読みましたよ。そう言う食事が食べに行ける場所が有るなら、家族と一緒に食べに行きたいのでどうしたら良いですか?」等のご質問が多々ありました。私たちの予想以上の手ごたえのあるお声を掛けて頂きました。

丹精込めて作ってくださったお料理を口にされた時の皆様の笑顔。「いつまでも美味しいものを食べて頂きたい」…そんな願いを叶えたいと再認識しました。

一歩踏み出した「和嚥の会」ですが、5月29日には「関西」さんで報告会・試食会を予定しております。ご興味ある方は是非!ご連絡お待ちしています。
看護師 長田
2018年4月26日
「看護師・医療事務 新入職スタッフ自己紹介」
先日、ご紹介いたしました新スタッフが入職して10日が経ちました。簡単ですが自己紹介をさせていただきます。


看護師 一色君佳今まで病棟看護師として従事してまいりましたが、退院していく患者様、ご家族の背中を見送る度、私はこの方々がその人らしく過ごすお手伝いができただろうかと自問自答してまいりました。

人が自分らしくいられるのは今までその方が歴史を作ってきたご自宅やその地域での生活にあると思っています。医療を必要とする方々が地域の中で自分らしく生活していくお手伝いを在宅チームの一員として皆様と一緒に考えていきたいと思っています。よろしくお願い致します。(看護師 一色君佳)

医療事務 佐藤めぐみ病院の医療事務に長く携わってきましたが、初めて在宅の医療事務に関わらせていただく事になりました。在宅でしかできない事、在宅だからできる事を色々考えながら、住み馴れた場所での医療を少しでも支える力になれたらと思っています。

療養者様やご家族様または多職種の方など、色々な方と関わらせていただく事になりますが、笑顔を絶やさず丁寧で柔軟な対応を心掛けていきますので、宜しくお願い致します。(医療事務 佐藤めぐみ)

看護師 佐藤智子花々が咲き誇る4月。このクリニックにご縁をいただきました。

私が在宅に出会ったのは何十年も前。右も左も分からない頃でした。沢山の教えを頂き志を在宅に定める事が出来ました。ホスピス、施設、訪問看護に携わり様々な教えを頂いてきました。少しは成長してきていると信じています。結ファミリークリニックでより強固なものにし皆様に還元して参ります。

生活の場に足を踏み入らせて頂くことを感謝し、皆様に笑顔と安心を届けたいと強く思っております。よろしくお願い致します。(看護師 佐藤智子)

医療事務 青山愛由美病院にて事務をしていました。日々、事務をこなしていく中、パソコンとのにらめっこばかりで病院の事務としてこれでいいのかと自問自答していました。

そして小さな子供がいるのですが、子育てしていく上でお隣近所地域の繋がりの重要性にも気づきました。当院は患者様、ご家族、地域との繋がりのを大事にしています。その理念を常に心に刻み皆様と一緒に在宅医療に取り組めることを嬉しく思います。(医療事務 青山愛由美)
看護師 須田
2018年4月16日
「新年度 新入スタッフを迎えて」
新年度桜の季節も終わり、藤棚から優雅で可憐な花房が垂れはじめました。

今年度4月は診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬のトリプル改定がありました。今後、更に超高齢社会、人口減少が進みますので、それに備え医療・介護等の在り方の方向性が打ち出されたところです。

結ファミリークリニックも「いま」と「未来」を見据えながら今年度の目標を定め、クリニック内で今年度の目標や活動方針など共有作業がはじまりました。クリニック運営で重要なことは人財(材)育成と理念共有と考えております。

この4月16日にクリニックの「理念」「運営」「活動」に共感をし、同じ時を共にしてくれる決断をした新たなスタッフ5名を迎えました。医師1名(非常勤)、看護師2名(常勤・非常勤)、医療事務2名(常勤・非常勤)の5名です。

いまオリエンテーションがはじまり、既存のスタッフも新入職スタッフも活気ある毎日を送っております。日々の訪問診療・訪問看護で療養者・ご家族の皆さま方、地域の皆様に貢献できるよう、新入職スタッフを含め結ファミリークリニック一同で精進して参りたいと思っております。

後日、新入職スタッフを紹介したいと思っております。今年度もどうぞよろしくお願い致します。
看護師 須田
2018年4月12日
「和嚥の会 4月11日の中日新聞に掲載されました」
中日新聞 4月11日掲載4月10日に開催された和嚥の会「春のお食事会」の様子は医院長がこちらでご報告させていただいたところですが、翌日の4月11日の中日新聞 近郊版に記事を掲載していただきました。取材してくださった中日新聞記者の三田村様、ありがとうございました。

和嚥の会は地域に嚥下食(やわらか食)が広がることを目的としております。この記事をご覧になられ、少しでも関心を持っていただけたら幸いです。

和嚥の会の報告会は5月29日に「関西」さんで開催予定で、試食会も予定しています。興味のある方は是非お越しいただきたく思います。参加をご希望される方は結ファミリークリニックまでご連絡くださいませ。
看護師 須田
2018年4月11日
「和嚥の会 春の食事会」
4月10日に「和嚥の会」が開かれました。

のみ込む力や噛む力が低下してくると、ムセが多くなり食べられるものが少なくなってきます。病院や高齢者施設では嚥下食といってのみ込みにくさに配慮した食事を出してくれますが、地域の料理店ではそういったものはなく、のみ込みの力が弱い方には外食が敷居の高くなってきます。それに対し、私たちは「和嚥の会(和風の嚥下食を楽しむ会)」をつくり、地域の料理屋で嚥下食を楽しむことができるようにする試みを始めています。

和嚥の会 春の食事会その第1回目として、去る4月10日、私たちの訪問先の療養している方を招いて、和嚥の会による花見会を「和食料理 関西」で開くことができました。この日のために私たちは1年かけて準備しました。

店長の小島様に話を持ち掛け、飲み込みやすそうな料理を和食料理の技術で作っていただき、それを私たちが嚥下障害のある方でも食べられるような料理であるかを吟味するという試食会を重ねました。また、私たちが訪問している療養者の方々にアンケートをとり、嚥下障害があって外食したいができない方を選び、嚥下評価をし、車いすの使用や段差の移動などのADLをしらべました。
和嚥の会 春の食事会 和嚥の会 春の食事会 和嚥の会 春の食事会
当日は療養者のご家族様に琴を弾いていただき、皆様を招きました。今年は早咲きですでに桜は散ってしまっていましたが、関西の小島さんが粋な計らいで遅咲きの桜を料理に添え、華やかな春の季節を感じることができました。蓋を開けると見た目も美しい料理で、普段飲み込みに苦労されている方も「安心して食べられる」「おいしい」を自然と笑みがこぼれ、談笑しながら暖かい雰囲気の中で食事を楽しむことができました。
和嚥の会 春の食事会 和嚥の会 春の食事会 和嚥の会 春の食事会 和嚥の会 春の食事会
料理長の猿橋さんは春の香りを楽しめるようにと、通常は料理の上に出す塩漬けの桜の花を、楽に食べられるよう花びらだけを摘んでミキサーにかけ寒天で固め花の形にするという手の込んだことをされたそうです。その他にも随所に細やかな配慮が感じられる料理でした。
和嚥の会 春の食事会 和嚥の会 春の食事会 和嚥の会 春の食事会 和嚥の会 春の食事会
嚥下食を地域の料亭や食品業界に広めようとする試みは、京滋摂食嚥下を考える会ですでに始められており、和食だけでなく和菓子、陶器、日本酒にまで広がっております。これから高齢化社会が進むにつれて、食のバリアフリーがさらに求められていくことでしょう。今回の試みから嚥下食への理解が広がり、私たちと同じ志を持った仲間が集まってくることを心待ちにしております。
和嚥の会 春の食事会和嚥の会 春の食事会和嚥の会 春の食事会
ご協力いただきました和食料理の関西、総合犬山中央病院、ちいきの介護相談室、総合在宅医療クリニック、福祉用具の五月商店の方々に、心から感謝の気持ちと敬意を表します。
院長 鈴木欣宏
2018年4月5日
「結楽サロンを開きました!」
結楽サロン結楽サロン3月30日あたたかな春の陽気の良き日、当院待合室をカフェ風に飾り、結楽〜ゆら〜サロンを開くことができました。このサロンでは、2017年11月から2018年2月まで当院で関わらせていただき、お看取りをされた方のご家族をお誘いさせていただきました。

結楽サロン
結楽サロン
2017年12月に結楽会〜ゆらのかい〜を開催した日記を書かせていただきましたが、この会でのスタッフの反省や展望、ご家族様の声を生かし、今回はサロンという形で参加者皆さまが同じテーブルにつき、思い思いに語らい、ご家族同士も同じような経験を分かち合っていただくスタイルになるようにと配慮させていただきました。

また、お看取りした時期にも気を配り、同じような時期に大切なご家族を亡くされ悲しみの過程が同じようであれば、なお共有しやすいサロンになるのではないかと考えました。

結楽サロン結楽サロン13家族に招待状を送り、6家族7名の方に参加していただくことができました。

招待者のご家族様は皆それぞれに、お茶菓子を持参してくださり、甘いものでテーブルは埋め尽くされ、当院の即席カフェはとても豪華なものになりました。

結楽サロン自己紹介から始まり、故人の思い出を語り始めると、「喧嘩する相手がいなくなって寂しいです」「まだまだスーパーで夫婦2人で買い物している姿をみると、悲しさが込み上げます」と涙ながらに正直に胸の内を語ってくださった方、「お店を守って行ってね」という遺言を守り力強く一歩を踏み出している方、「在宅医療・スタッフの対応に満足です」とお話ししてくださった方…思いは様々ですが、家族のようなあたたかな雰囲気に包まれご家族同士もお話も弾んだようです。このようなグリーフケアが私たちスタッフの励みにもなり、悲しみの中にいるご家族の方も外出の機会となったり、気分が楽になったりとお互いに良い効果になったのではないかと思います。
結楽サロン 結楽サロン 結楽サロン
結楽サロンわたしたちスタッフは、住み馴れた在宅の場でご本人・ご家族の意向に耳を傾けながら最後の時まで責任を持って見届けたいと思い、日々今できる最大限の気持ちで関わらせていただいております。そして、見届けた後もこうして関わりを持ち続け、寄り添いサポートしていくことこそ地域作りの一助になることを願っております。

次回は6月頃にサロンを開きたいと思いますので今後ともご支援ご協力よろしくお願いします。
看護師 水野
2018年3月16日
「認知症・認知症ケア 啓発イベント 映画『ケアニン』上映会&ミニトーク・ライブショー盛会終了のご報告とお礼」
映画「ケアニン」上映会&ミニトーク・ライブショー
映画「ケアニン」上映会&ミニトーク・ライブショー
去る3月10日(土)犬山市国際観光センターフロイデ フロイデホールにて定員200名を上回る方々にご参加いただくことができました。

犬山市内からも多数ご参加いただき、横浜や兵庫、名古屋市内などからも今回の企画に関心を持っていただき沢山の方に足を運んでいただきました。私たち実行委員のメンバーにとって大きな喜びとなりました。ご参加・ご協力頂けたすべての皆さまへ感謝申し上げます。また、後援をいただいた「犬山市」や協賛くださった「総合病院犬山中央病院」様にも重ねて感謝申し上げます。
映画「ケアニン」上映会&ミニトーク・ライブショー 映画「ケアニン」上映会&ミニトーク・ライブショー 映画「ケアニン」上映会&ミニトーク・ライブショー 映画「ケアニン」上映会&ミニトーク・ライブショー 映画「ケアニン」上映会&ミニトーク・ライブショー 映画「ケアニン」上映会&ミニトーク・ライブショー
映画「ケアニン」上映会&ミニトーク・ライブショー映画「ケアニン」につきまして、アンケートにも「大変満足」の評価を多くいただました。特に認知症のある方々を日々支えているこの地域の「ケアニン」の方々からも、「日頃の出来事や想いが映画の中に描かれ共感できたり、想いを強化された。大変勇気づけられる映画だった」とのご意見・ご感想を沢山いただきました。

医療・福祉に携わる者がそれぞれの方の「これまでの人生に寄り添い支援」できることは、自宅だけでなく地域のどこに暮らしていても自分らしく最期まで生ききることができる地域づくりの根幹となるもののひとつと考えます。

今後も日々の訪問診療・訪問看護の中で起こる事象に対し耳を傾け、心を傾け、クリニックに必要なこと地域に必要なことを一つひとつ具現化し一歩づつ歩んで参りたいと思います。

映画「ケアニン」上映会&ミニトーク・ライブショー映画「ケアニン」上映会&ミニトーク・ライブショー会の途中ではゲスト香川裕光さんの映画主題歌「星降る夜に」を歌っていただき、優しくきれいな歌声に心を撫でられました。香川さん、ありがとうございました。

映画「ケアニン」上映会&ミニトーク・ライブショー最後にこの会の準備を何ヶ月も前から忙しい日々の訪問診療・看護の合間にそれぞれが手分けをしてチームワークよく尽力してくれたスタッフと、地域貢献にと大きな決断・実行をされた鈴木医師に感謝致します。

次回は、6月には「VR認知症体験会」を予定しています。詳細はこのホームページにてお知らせいたします。また、多くの方々と時間を共にし、想いを共有したいと思います。
看護師 須田
2018年3月12日
「東日本大震災から7年になります」
東日本大震災の救護活動に行った時、受診されたご高齢の女性が語った言葉が心に残っています。大学生になった孫のことを「両親がまだ行方不明なのにな、避難所で親のいない子供たちの面倒をみていてな、この短い間に随分成長したもんだ」と話されました。苦難を乗り越え成長していく方々に対し、短絡的に助けの手を差し伸べようとする自分の未熟さを恥ずかしく思いました。

あの経験から何を学ぶべきなのか、考え、迷い続けています。現在、在宅医療をしているのも、迷いながらたどりついた行き先の一つでした。町全体が破壊されたとき、医療だけでは人を助けることはできないことが分かりました。医療を支える多職種のネットワークや物流、さらには地域の人のつながりや生活すべてが必要でした。

災害で町のつながり自体がなくなってしまったとき、訪問診療をしていた診療所は自らが街に出かけ、病院へ受診できない人たちの元に行って診察し、徐々に地域のつながりを取り戻していったそうです。病院は多くの重症患者を助けることができますが、訪問診療は町のなかに入り込んで様々な困難な状況にも浸透するように対応していきました。

これからは、訪問診療のようにしなやかな医療が必要な時代なのだと考えています。高齢化・人口減少時代になると、地域のつながりを維持することがこれまで以上に難しくなってきます。困難な状況に対応していくため、その時に地域に入り込んで地域の人たちと連携を組み、地域を支えていくことが在宅医療はできると考えています。

震災から7年が経ちますが、まだ災害は集結しておらず避難も続いております。お見舞いを申し上げるとともに、一刻も早く東北が復興することを心から願っております。そして、私たちも東日本大震災で被災された方々の声ならぬ声に耳を傾け、私たちがいま生活する場で生かしていきたいと思います。
院長 鈴木欣宏
2018年2月26日
「Mさんからの手紙〜桃の節句に寄せて〜」
2月3日の節分を過ぎ、関東や北陸で大寒波が押し寄せるなど寒さの厳しい毎日が続き、クリニックの訪問診療も白い息を吐きながら「寒い、寒い」と背中を丸めて過ごす中、一通のお手紙が届きました。差出人のお名前を確認するために封筒の裏を見ると、2017年秋に闘病の末ご自宅で奥様を亡くされたMさんの名前が記されていました。Mさんは以前ブログでも掲載しました「結楽の会」にも参加されました。

当時奥様の看取りをされて1ヶ月程経った後、ご自宅に医師とスタッフで訪問した際に「外出をする機会に乏しい。人と話す機会が減った」と言い、私たちがとても気にしていた方です。結楽の会当日はお話も弾み、笑顔も見ることができて安堵したことを覚えています。お話の内容も機転が利き、聞く方を引き付ける話題の豊富な方です。

何かお知らせかな、どうしたのだろう?と思いながらお手紙を拝読すると、亡くなった奥様がご自身の為に夫婦で選んだというお雛様を無事飾り終え、寂しさも入り混じる中、彼女に語り掛けながら愛でていますといった内容でした。娘さんにも買っていたし、お孫さんにも購入したのだが、自身のお雛様が欲しくなり夫婦でお店に出向きたくさんの時間をかけて選び抜いたお雛様とのこと…とても優雅な佇まいの京雛の写真が添えられていました。

鈴木医師は早速お返事の葉書をしたためた後に「とても暖かい気持ちになりますね。是非看護師の皆さんでお雛様を愛でに出かけてください」と有難いメッセージを頂き、その言葉を待っていましたと言わんばかりに早速Mさんに訪問のお約束を取るために電話をかけました。ここでもM氏節。

看護師 「もしもし、Mさんですか。お手紙ありがとうございました。ミッコのお雛様を見にお邪魔したいのですがご都合いかがでしょうか」
M氏 「少しお待ちくださいね」

〜受話器から少し顔を外し仏壇の奥様に語り掛けます〜
「看護師さんがお雛様見に来たいんだって。いいかな〜」
しばらく間を置いて

M氏 「ミッコがいいよって言っています。喜んでいますよ」
看護師(電話口のM氏と大笑い) 「こちらも楽しみにしています。ありがとうございます。では〇日の〇時に伺いますね」

このやり取りもまた、クリニックスタッフの心をぎゅっとつかみ離しません。

当日は桃の節句にぴったりの少し華やかな色合いの和菓子を持参しお茶の時間に伺いました。お仏壇と京雛の前にMさんが準備くださったコーヒーとお菓子を頂きながら、お雛様を選んだ時のお話や、奥様を亡くされてから今日までの生活のこと、気持ちの変化などのお話を伺い笑ったり泣いたりの時間を過ごしました。短い滞在時間でしたが訪問を心待ちにしてくださったことに感謝しつつ、次回はお宅の傍に流れる五条川を一緒に歩きながら桜見をしたいですねとお約束してお宅を後にしました。
ご遺族との団欒の時間 ご遺族との団欒の時間 ご遺族との団欒の時間
大切なご家族を亡くされた後も季節が移りゆく中で時間は流れていきます。訪問診療を機に出会った遺族の方々にも思いを馳せながら、このような関係を大事にしてゆきたいと思います。〜今後もMさんとの文通・交流が続くことを願って〜

こんにちは 毎日雪の予報ばかりですが、鈴木先生はじめ皆様お元気でご御躍のことと存じます。相変わらず言葉を交わす相手もない日々を過ごしておりますが、ふと思い立ってクリニックの皆様へのお手紙でもしたためたくなりました。

ご遺族からのお手紙「ミッコ(三知子)のお雛様」
立春を過ぎて、仏壇の隣にお雛様を飾りました。去年のはじめ、突然三知子が「私のお雛様が欲しい!」と言い出したのです。孫たちには初節句に京都まで夫婦で出かけて、有名な人形店で誂えたひな人形をプレゼントし、毎年豊田と大垣で飾ってくれていますが、三知子には自分の雛様がなかったので、どうしても欲しくなったようです。あるいは自分の人生の終末を予感したのかも知れません。

きょねんの1月13日でした。さすがに京都まで行けませんでしたが、田県神社近くの人形店まで走って、あれこれ眺めた末にどうにか気に入る内裏様を手に入れました。立春を待ちかねて飾り付け、「ミッコのお雛様!」と満面の笑顔でした。

結局三知子がひな祭りを楽しんだのはその一回だけになってしまいましたが、今年になって節分が近づくと、ひょっとして天国からでも自分のお雛様を愛でたいと思っているかもしれないので、夫として面目にかけて心を込めて飾り付けしました。箱から出したとき、思わず胸があつくなって、涙もろさを隠せない我が身が恥ずかしくなりましたが、無事にセットしてスーパーで入手したひなあられと菱餅をならべたら、写真の三知子の微笑みが大きくなったように感じたのはきっと気のせいでしょうね。旧暦の桃の節句までは飾っておこうと考えていますので、機会がありましたら、どうぞ「三知子だけのお雛様」を見てやって下さい。

まだまだしばらくは厳しい寒さが続きそうです。どうかご健康に留意いただき(プロの方にも申し上げることではないですね)、クライアントの方々の心と体の安らぎをもたらし続けて下さいますよう。

ご遺族からのお手紙女雛が向かって左側、男雛が左側になるのは京風の飾り付けで、関東では逆に飾るようです。我が家は最初の購入が京都でしたから、もっぱら京風にこだわっています。
看護師 一政
2018年2月11日
「VRの世界で体験する認知症の世界」
小雨の降る寒い1月8日連休最終日、須田看護師とVR体験を見学するために埼玉県所沢市に向かいました。

厚生労働省の2015年1月の発表によると、日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人、65歳以上の高齢者の約7人に1人と推計されています。厚労省が発表した推計によれば、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症患者数は700万人前後に達し、65歳以上の高齢者の約5人に1人を占める見込みと言われています。

フィードバッグのお手紙今回この体験を見学する目的は、クリニックで掲げる「認知症になっても地域で安心して暮らせる」啓発活動を推進するにあたり、VR(バーチャル・リアリティ)の技術を使って、認知症の人の「世界」を疑似体験する「自分ごと」として認知症への寄り添い方や備えを一緒に考える取り組みを企画するためでした。

フィードバッグのお手紙ヘッドマウントディスプレイとヘッドフォンを装着すると、音と共に360°を見渡せる映像が流れます。この映像と音響の効果で、3次元空間内にユーザーの身体を投影し、空間への没入感を生じさせます。空間内では移動や行動が可能で、動作に応じてリアルタイムに変化や応答が得られます。この最新の技術を使って、「認知症の人が生きやすい社会を作る」ための大きな一歩になると医療・介護の関係者からも注目されています。
フィードバッグのお手紙 フィードバッグのお手紙 フィードバッグのお手紙
☆体験取材したのでリポートします!!
1.「私をどうするのですか?」
建物の屋上でそばにいる人から降りるように言われるが、怖くて足を踏み出せない…。空間の位置関係をうまく認識できない認知症の方がみている世界を再現。

2.「ここはどこですか?」
うっかり居眠りをしていたらどこを走っているのか、わからなくなった。そういえば、どこで乗り換えるんだったけ? 電車の中で目を覚ましたら自分がどこにいるのかわからなくなってしまった認知症の方の世界を再現。

3.「ないものが見える」
この体験内容を監修した樋口直美さんは「私の脳で起こったこと レビー小体型認知症からの復活」の著者であり、患者の立場として体験など執筆活動している。ないものが見える幻視の症状がある「レビー小体型」認知症の方がみている世界を再現。

上の3つのシチュエーションを体験しました。認知症の症状は人それぞれ異なり、見えている世界も違います。「つらいですよね、わかります」と共感することも難しいです。しかし、今回VR認知症体験をすることで辛さを少しだけ共感できるようになりました。頭の中をぐるぐる巡らせて「想像」するよりも、VRで「体験」する方が経験として残るので、共感度が高まると思います。

「認知症には、早期対応が大事」と呼びかけても、症状があることや、症状の疑いがあることを周りに知られたくない、隠したい、認めたくないということが現実です。それを打開するための、VR認知症体験を多くの方々に体験していただき、認知症理解が進み、地域ぐるみで支援できるシステムができればと思いました。

3月の「ケアニン」上映会後に、「認知症の世界を体験する」と称して、6月頃にVR体験の企画を予定しています。認知症の方を介護しているご家族や介護に従事している方、地域で認知症の推進活動をされている方 是非ご参加下さい。詳細な日時は後日お知らせさせて頂きます。
看護師 長田
2018年1月31
「紹介病院へフィードバッグのお手紙」
フィードバッグのお手紙

フィードバッグのお手紙
先日ある病院の看護師さんから、患者様が退院された後の様子を知りたいという声を頂きました。そこで、「フィードバックのお手紙を書こう!」と当院のスタッフ間で意気投合し、早速ですが少しずつ手紙を書き始めています。総合犬山中央病院、小牧市民病院、春日井市民病院へ、退院後の在宅での患者様の様子をお手紙にしたため、在宅での暮らしの様子がわかるお写真を添えて送付させていただきました。

病気が診断されたときから関わっている医療者関係者様、手術や治療期に関わった医療関係者様、それぞれに患者様に向き合い、揺れ動く気持ちに寄り添ってケアをされたことだと思います。その時その時の関わりがあり、患者様への想いも様々にあったことと思われます。当院スタッフは関わった多くの医療関係者様の想いを受け継ぐ役割があります。

お手紙が届き、ある病院からお礼のお電話をいただきました。地域連携室から関わった病棟スタッフへ回覧していますとのことで、在宅でどう過ごし、どんな風に最期を迎えたかが知れたこと、また、病棟で大事にしていたことが引き継がれて在宅で現実化できたとこを喜ばれていました。

今は急性期病院の在院日数が短縮化され、在宅でも安心した療養生活が送れるように退院調整が急速にクローズアップされてきています。病院での関わりが在宅移行後も切れ目なく継続出るよう、当院では地域の在宅医療クリニックとして「継続医療・継続看護」を実現化できるよう努力して参りたいと思います。

今後も紹介病院へフィードバックのお手紙を書き続けていきたいと思っておりますので、少し目を通していただければ幸いです。
看護師 水野
2018年1月29日
「映画『ケアニン』&ミニライブ・トークショーの開催につきまして」
映画「ケアニン」上映&ミニライブ・トークショーこの度、3月10日(土)に犬山市国際観光センター「フロイデ」で映画「ケアニン」の上映会&ミニライブ・トークショーを開催することとなりました。詳細は結ファミリークリニックのホームページのトップ画面にお知らせさせていただいております。

国は新オレンジプランを打ち出し、その基本方針の7つの柱のひとつに「認知症の啓発」があげられております。この映画は「認知症とは」「認知症のケア」について焦点が当てられた映画です。ひとりでも多くのひとが「認知症について」「認知症のケア」について考える時間や切っ掛けとなることを実行委員会メンバー全員が願っております。

私個人は昨年6月の名古屋港区で初上映・舞台挨拶には駆けつけケアをしてきた「あのひと、このひと」、父や母を思いながら涙が溢れました。そして、犬山でも多くのひとに観てもらいたい!と自主映画上映の相談をクリニックでしたところ、院長・スタッフ皆が賛同してくれ実行委員会を立ち上げることとなり今回の上映会開催に至っております。

以前、在職しておりました職場での経験です。認知症の方がおひとりで外出をされ(世間では「徘徊」ととらえられますが、私は「徘徊」ということばを基本使いません。その理由はまた機会があれば書きたいと思います)救急車に救助されたり、近隣の方との関わりや入院先で「認知症のある方」への偏見や誤解、尊厳を無視された対応をされることを幾度か経験しました。憤りを感じるともに悲しく、悔しく、世間はなぜ「認知症のある方」にこんなにも冷淡なのかと思いました。

認知症というだけで、上からものを言われたり、子ども扱いをされたりされなければならないのか。認知症の症状があろうとも、その方も仕事や家庭など築き上げてきたひとであり、それまでの背景や人生、存在自体をも尊ばれなければならないはずです。その経験は「認知症に関わる啓発」の必要を強く感じた経験となっております。

また、その一方で認知症の方を介護する若い介護職員もケアに難渋したり、葛藤があったり、疲弊する姿も見てきました。人口減少がはじまり、高齢化率が高まり、生産年齢人口も減少するなか介護・医療従事者も年々足りなくなる一方ですが、認知症に関わる仕事の尊さや、やりがいの再確認をしてもらえる映画でありエールを送る映画だと思います。「あるあるこんな場面」を感じ、明日への糧にしていただきたいです。ひとりでも多く、この地域で介護の仕事に携わるひとが増えたらと思います。

そしてまた、威厳のあった父や母が周りのことが分からなくなり、自分の身支度もできなくなり、排泄を床でしてしまったり、汚れた下着がタンスから何枚も出てきたり…そんな姿を理解できず優しくしなければと思っても怒鳴ってしまう、叱ってしまう、と苦しむ息子さんや娘さんの姿も見て参りました。「年老いていく父や母を受け入れ」「自分の老いも受け入れる」…そんなことも心の深いところで感じる映画です。たくさんの涙を流し当日のゲスト、シンガソングライターの香川裕光さんの美しい歌声に心洗われる一日になりますことを願っております。

映画「ケアニン」上映会&ミニライブ・トークショー実行委員 須田敏枝
看護師 須田
2018年1月25日
「私らしく食べ続ける〜を支えるヒントを探しに」
嚥下食ノーマライゼーション普及に地域の有志が集う「和嚥の会」も春の開催を控え、着々と準備を進めています。

くらそっと家族や知人と料理屋で食事をする際に、食の細くなった私・食べ物がうまく呑み込めない私・疲れやすく食べることに疲労を感じる私。でも一緒にテーブルを囲む人と「私らしく食べたい」「自分の家族をおいしい食事が食べられる席に連れていきたい」のお手伝いをする「食具」の提案をするために、クリニックスタッフで東海市にある「くらそっと(kurasotto)」に伺いました。そこは「暮らし」の相談窓口・介護ショップにカフェを併設し開放的な空間が広がる素敵な場所でした。
くらそっと くらそっと くらそっと
食べ始めはご自身で、途中からご家族が口に運ぶ際に介助する方が口元に運びやすい形状のスプーン。また、底の部分に突起があり唇や舌の上でトントンと合図することで食事の継続を促すような工夫もされています。お箸には少ない力で食べ物をつかむことができる工夫がされてあります。
リードスプーン リードスプーン リードスプーン
今回は和食の提供ということで木の素材を選びました。食具の口当たりの好みもあると考え異素材のものもチョイス。食事の間に飲む湯飲みも陶器で取柄のある場に馴染むデザインのものを選びました。食器にも目を移すと、ヘリの部分が少し反っておりスプーンを使い皿の端で食べ物をしっかりキャッチできるよう施されています。とろみがついた総菜も汁気をしっかりスプーン内にすくうことができます。大きさを変えて数枚手に取りました。

食具食具を使っての食事店内にはコメント付きで様々な食具が展示されており、それを使ってカフェで食べることもできます。この日は購入したものと同じデザインの平皿に盛りつけられた、おいしい東海蘭麺(パスタ)をいただきました。

本人も席を一緒にする方も、楽しく美味しいと感じる時間を過ごすことができるような提案ができたらと、次回の和嚥の会を心待ちにしている今日この頃です。
看護師 一政
2018年1月5日
「結楽会〜ゆらのかい〜開催御礼」
12月8日師走の寒い中、「第1回結楽会」を当院北隣にある喫茶ラペで無事開催することができました。結楽会では当院で平成28年4月から平成29年10月までにお看取りさせていただいた患者様のご家族に招待状を送付させていただき、今回12家族13名の方がご参加してくださいました。

結楽会(ゆらのかい)この日を迎えるに当たって、グリーフケアについて学び、念入りに打ち合わせ、どんな開催方法が良いか模索してきました。結楽会が「心が解放できる場」「悲しみをふんわりと温かく包み込みこむような場」「心の整理をそれとなく促すような場」でありたいと思い、内容・演出をスタッフの知恵を絞りこの日を迎えました。

結楽会(ゆらのかい)久しぶりにお会いするご遺族の方々との再会は本当にうれしいものでした。顔を見ただけで、笑みがあふれ、手を握り、抱きついてしまうほど、愛おしい気持ちになりました。それは、共に闘った日々の思い出があるからでしょう。

結楽会(ゆらのかい)ご遺族の方それぞれの自己紹介がはじまり、その胸の内を語ってくださいましたが、「人として看てもらえてうれしかった」「在宅医療がもっと広まればいい」「いつでも対応しますという言葉で安心して看ることができました」など、数えきれないほどの素敵な言葉を頂きました。

結楽会(ゆらのかい)そして、シフォンケーキがサーブされ、甘いものを食べながら、他のご遺族の方やスタッフとの歓談の時間になりました。お看取りは様々であり、親、配偶者、子供を亡くされた方、時期もまちまちでありましたので、悲しみの過程や度合いが様々であり、スタッフの心配りが不十分な点もあったかと存じますが、少し心が軽くなってでいただけたでしょうか。
結楽会(ゆらのかい)ゲストにギター、笛を演奏しながら歌って下さる二股洋志さんをお迎えし、「糸」・「日々」・「ふるさと」演奏していただきました。心に染みる音楽に涙を流す方、手をたたく方、一緒に口ずさまれる方…思い思いに故人との思い出がフラッシュバックされたのではないでしょうか。

結楽会(ゆらのかい)今回第1回の試みとして、結楽会を開催させていただきました。何よりも私たちスタッフの癒しの場となり、開院から訪問診療を手探りでやって参りましたが、ひとつひとつ真摯に取り組んできたことへ温かいお言葉をいくつも頂戴いたしましたことを感謝しております。

結楽会(ゆらのかい)今後も質の向上と、訪問診療が地域に広がっていくよう、わたしたちも努力して参りたいと思います。そして、アンケート結果をもとに、スタッフ一同、結楽会の継続を決意致しましたので、今後ともご支援、ご協力よろしくお願いいたします。
看護師 水野
2018年1月1日
「年始のご挨拶」
明けましておめでとうございます。旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。皆様のお陰で無事に新しい年を迎えることができました。

今年はさらに診療の質を高め、特に専門領域である神経難病と認知症の多職種連携を深め、講演会を通じて啓発活動をし、患者様同士の交流などを行っていきたいと思います。3月には映画「ケアニン」の上映会で認知症の啓発活動、4月には「和嚥の会」で和食料理による嚥下食の会を予定しております。

超高齢化社会を迎える「2025年問題」まであと7年となりますが、地域の方々が住み馴れた場所で過ごせるよう、今後も地域づくりを進めていきたいと考えております。新しい年が皆様にとって更に良い年となるよう祈念いたします。今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
院長 鈴木欣宏
愛知県犬山市の訪問診療は結ファミリークリニック
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